ご両親やご家族の「歩く力」が心配になってきた方へ(寝たきり予防・歩行機能改善)
ご家族のこんな変化にお気づきではありませんか?
「帰省した際、親の歩くスピードが以前より極端に落ちたように感じた」「『腰や膝が痛い』『足にピリピリとした神経痛がある』と言って出歩かなくなり、家にこもりがちだ」「家の中のわずかな段差でつまずくことが増え、転倒しないかヒヤヒヤする」「整形外科で『年齢のせい』と言われたが、将来寝たきりにならないか家族として不安だ」「日中は仕事で付き添えず、親自身での通院が難しいためケアを諦めかけている」
年齢に伴う歩行機能の低下は、ご本人よりも周囲のご家族が先に気づき、強い不安を抱かれるケースが多く見られます。ご家族の「このまま寝たきりになってしまうのでは」という心配をよそに、ご本人は腰や膝、股関節の痛み、神経痛を我慢して動く意欲を失ってしまっていることが少なくありません。当院では、歩行の妨げとなっている痛みや神経の不快感を物理的に解決しながら、再びご自身の足でしっかりと歩ける状態へと導くサポートを行っています。
なぜ「歩けなくなる」のか?痛みと動かしにくさの悪循環
年齢とともに歩行が困難になるのは、単なる「筋肉量の減少」だけが原因ではありません。腰、膝、股関節などの痛みや神経痛をかばいながら生活することで、関節周りの筋肉が硬くこわばり、筋肉を適切に収縮させる感覚が低下して「上手く力が入らない」状態になっていることがベースにあります。
ご家族から見れば「もっと歩いて運動してほしい」と思う場面でも、ご本人は痛みや神経痛によって関節の動きが制限され、特定の筋肉に力が入らないまま無理に動こうとしているため、さらなるストレスがかかる状態に陥っています。
痛みをかばうために周囲の筋肉が常にこわばり、局所の血流が停滞する「筋肉の硬直と血行不全の悪循環」が慢性化すると、関節の可動域がさらに狭くなります。結果として姿勢のバランスが崩れ、ちょっとしたことでつまずくようになり、転倒リスクの増加や将来的な寝たきりを招く要因となります。
ご家族にも分かりやすい「客観的なデータ」を用いた評価
ご高齢の方のケアにおいては、「痛い・痛くない」という感覚的な判断だけでなく、現在のお身体の状態を客観的に把握し、ご本人とご家族が一緒に現在地を理解することが非常に重要です。
サーモグラフィー分析
皮膚表面の温度分布を分析します。局所の熱感や、背中から下肢にかけての神経痛や血流停滞のポイントを画像として可視化し、組織の硬直状態を客観的に確認します。
サーモグラフィー比較写真
モアレトポグラフィー
姿勢や体全体のバランスを分析します。背中の等高線から身体のねじれをチェックし、腰や膝、股関節に負担を集中させている姿勢の偏りを特定します。
モアレトポグラフィー等高線写真
痛みと神経痛を解決し、歩行を改善する「段階的」なアプローチ
寝たきり予防への対応は、痛みを我慢して無理な運動を強いるのではなく、物理的なメカニズムに基づいた段階的なアプローチが重要です。
STEP
01
腰・膝・股関節の痛みと神経痛の緩和
まずは特殊な治療機器や鍼を用い、歩行の妨げとなっている痛みや神経痛を和らげます。硬くこわばった筋肉をほぐし、ご本人が「動かすことへの恐怖心や苦痛」を減らすことを最優先とします。
STEP
02
可動域の回復と負担の分散
痛みや筋肉の硬さが落ち着いてきたら、歩行をサポートする股関節や胸郭(背中)の柔軟性を整え、特定の関節(膝や腰など)に集中していた物理的なストレスを分散させていきます。
STEP
03
筋収縮の再教育と歩行姿勢のバランス維持
痛みが和らぎ負担が分散された状態で、自力では上手く力が入らなくなっていた筋肉を適切に動かし、身体が正しく筋肉を使う感覚を「再教育」することで、安全かつ安定して歩行できる状態を目指します。
当院の具体的な施術内容
お身体の状態に合わせて、以下の多様なアプローチから最適なものを組み合わせます。
鍼治療
手では届かない深部の筋肉に直接アプローチし、血流を促すことで腰や股関節周辺の筋肉の硬直を和らげ、神経痛を緩和します。低周波治療
心地よい電気刺激で筋肉のリズミカルな収縮を促します。自力では上手く力が入らなくなった筋肉に物理的な刺激を与えて動かすことで、筋肉が本来の働きを取り戻すための「再教育」をサポートし、同時にポンピング作用で血流を促進します。遠赤外線治療
深部まで温熱を伝え、膝や腰などの患部周辺の血行を改善しながら筋肉をやさしく温めて解きほぐします。運動療法と歩行サポート
転倒のリスクがないよう、まずは椅子に座った安全な姿勢でペダルを漕ぐ運動などを取り入れ、力が入らなくなっていた筋肉を意図的に動かして筋収縮を再教育します。さらに実際の歩行においては、腕でしっかりと体重を支えられる「ロフストランド杖」などを活用し、歩行に安定性を持たせながら関節への負担を減らす身体の使い方や、姿勢のバランスを整える指導を行います。近赤外線治療(スーパーライザーPX)
光線エネルギーを身体の深部まで到達させ、交感神経の働きを整えるとともに局所の血流を促し、筋肉のこわばりや神経の不快感を緩めます。日常生活での過ごし方とご家族へのアドバイス
「痛がるし、転んだら危ないから」と過度に安静にさせてしまうことは、かえって筋肉の萎縮や「筋肉を使う感覚の低下」を進行させる傾向があります。
痛みや神経痛の緩和状態に合わせて、無理のない範囲で少しずつ日常生活の動きを維持していくことが、将来の寝たきりを防ぐ近道です。ご自宅での安全な過ごし方や、ご家族がサポートする際の負担の少ない介助の目安についても丁寧にお伝えいたします。
施術時間と料金
[ 初回(検査・カウンセリング込)] 約1時間30分
検査料:1,500円 / 施術料:2,500円〜6,000円程度
[ 2回目以降 ]
1,500円〜5,000円程度
※費用は施術範囲や鍼の材料費などによって変わります。詳細については初診時にご説明いたします。ご家族同伴での説明をご希望の場合もお気軽にお申し付けください。
ご家族の送迎負担を減らす「通院送迎対応」について
ご家族が日中お仕事などで付き添えない場合や、ご本人での通院・運転が困難な方のために、当院スタッフによる送迎サービスを行っております。
対応エリア:中野市街地、平野地区、高丘地区のみ
ご利用方法:時間帯等については制限がございますので、ご予約時に「送迎希望」とお申し付けください。スタッフがご自宅の玄関先まで安全にお迎えに上がり、通院をサポートいたします。離れて暮らすご家族の方からのご相談も承っております。


