膝の痛み(変形性膝関節症)

Indication
適応疾患

変形性膝関節症

「手術を勧められたけれど、できる限り自分の力で改善したい」
「年齢や体の負担を考えて、手術には抵抗がある」という方へ。

このようなお悩み、一人で抱えていませんか?

  • 病院で手術を提案されたが、年齢的なことや体力的な負担を考えると不安で踏み切れない」
  • 「体にメスを入れることに強い抵抗があり、まずは保存療法でどこまで変われるか試したい
  • シップを貼るとかぶれてしまうし、飲み薬を続けると胃が荒れてしまうのが辛い」
  • 膝に水が溜まるたびに抜いているが、何度も繰り返してしまう」
  • 「もう一度、自分の足で不安なく買い物や散歩に出かけられるようになりたい」

変形性膝関節症と診断されると、焦りから「もっと歩いて鍛えなければ」と考えてしまいがちですが、実はその行動が炎症を長引かせているかもしれません。当院では、痛みが出るメカニズムに基づき、今のあなたの体の状態に合わせた適切なケアを提案します。

なぜ症状が長引くのか?(負担の集中と炎症)

長年の負荷による膝関節の変形に加え、炎症時の対処法や、間違った運動方法などが回復を妨げているケースが多く見受けられます。
何度も膝に水が溜まるのは、炎症が十分に収まっていない段階で無理をして動いてしまっているサインと考えられます。炎症がある状態で膝を酷使すると、変形のスピードを早めてしまう要因となります。
また、「体の重心」の偏りも重要な要因です。姿勢のバランスが崩れ、体の重心が左右どちらかに偏っていると、片側の膝だけに過度な負担が集中してしまいます。 加えて、股関節や足首が硬くなるり普段の動きが制限されると、その分を膝関節に負荷がかかりやすくなり膝関節部にねじれる負荷がかかります。当院では、まず炎症を落ち着かせることを最優先し、その上で「膝だけに頼らない全身の連動性」を作っていきます。適正な施術と運動療法をすることで軟骨の再生を促進し、痛みを軽減させ、変形の進行を抑えます。

他覚的検査による「現状の可視化」

現在の状態を客観的に把握し、炎症のポイントや全身のバランスを分析します。

血流・温度分布分析

白色、赤色の所は温度が高く水色、青色の所は温度の低いところです。膝関節周辺の熱感や血流の滞りを確認します。
左右差を確認して炎症が起きている箇所を特定し、負担の度合いを可視化し施術に必要な場所を特定します。

サーモグラフィー比較写真

姿勢・バランス分析

全身のバランスをチェックします。重心の偏りや骨格の傾きが、どのように膝への負担につながっているかを可視化します。重心が右に傾いてしまい右足に負荷をかけて歩いている可能性があります。上半身を施術すること、普段の姿勢を意識することで重心を体を真ん中にしてバランスを整えます。

モアレトポグラフィー等高線写真

回復を支える4つのステップ

STEP
01

膝の炎症を抑える(鍼治療と物理療法)

まずは関節内の炎症を鎮め、変形の進行を食い止めることが最優先です。シップやかぶれ、胃の荒れが心配な方でも、鍼治療や物理療法を用いることで、体に負担をかけずに血流を促し、組織の修復を促進できる可能性があります。

STEP
02

負荷の分散(隣接関節の可動域改善)

膝への負担を減らすため、土台となる股関節や足首の柔軟性を高めます。杖を使用したり、姿勢を気を付けてもらうことで膝にかかる負担を全身へ分散できる体を目指します。

STEP
03

バランスの調整(全身の姿勢改善)

全身のストレッチをすることで重心の位置を整え、膝に負担のかかりにくい、安定した骨格のバランスを再構築します。

STEP
04

過敏さの解除(感覚の正常化)

「動いても痛くない」という状態を一定期間維持することで、過敏になった膝関節部の感覚を鎮めていく効果が期待できます。

FAQ

よくあるご質問

どうして膝の関節が変形するのですか?

最大の原因は、膝を守るための「ミクロな動き(滑りやねじれ)」が制限され、関節の特定の部分に物理的な負荷が集中し続けることにあります。

膝の変形(変形性膝関節症など)は、単なる加齢や体重の増加だけが原因ではありません。膝の関節が持つ、緻密な運動メカニズムが崩れることが大きな引き金となります。

1. 膝を守る「正常な動き」が失われる

正常な膝は、曲げ伸ばしの際に骨がただの蝶番(ちょうつがい)のように動くわけではありません。 曲げる時には「転がり」ながら「滑り」、同時にすねの骨が内側へわずかに「回旋(ねじれ)」することで、関節の適合性を高めています。 逆に伸ばす時には、完全に伸び切る直前ですねの骨が外側へ回旋する特別な動き(スクリューホーム・ムーブメント)が起こります。これにより、関節ががっちりと「ロック」され、立位が安定し、半月板や軟骨にかかる負担が全体に綺麗に分散されます。

2. 動きの制限による「負荷の集中」

日々の疲労や姿勢のバランスの崩れなどにより、この「滑り」や「回旋」の動きが制限されてしまうことがあります。 特に問題なのは、伸展時の自動的な外旋(ロック)が機能せず、「膝が最後まで伸びない」状態になることです。ロックがかからないまま歩き続けると、関節面がぴったりと噛み合わず、特定の軟骨や半月板にばかり偏った圧力や強い摩擦が発生します。

3. 物理的なストレスの蓄積が「変形」を生む

一部の軟骨にだけ過剰な負荷が集中する状態が長期間繰り返されると、徐々に軟骨が物理的にすり減っていきます。軟骨がすり減って隙間が狭くなると、体はそれを補おうとして骨自体を太くしたり、トゲのような骨(骨棘)を形成したりします。これが「関節の変形」の正体です。

当院でのアプローチ

膝の変形を防ぐためには、負担の集中を避けることが不可欠です。 「膝が最後まで伸びない」「曲げる時に詰まる感じがする」という状態は、このミクロな動きが制限されているサインであり、そのままでは膝を痛め、変形を進める原因になります。 当院では、関節にかかる偏った物理的ストレスを減らすため、失われた「滑り」や「回旋(ロック)」の動きを正確に改善していく施術を行っています。

具体的な施術について

鍼治療

手では届かない深部の組織へアプローチし、血流を促すことで、神経や組織の炎症の抑える効果が期待できます。

運動療法

膝に負担をかけない「正しい膝の動かし方」を練習し、股関節部などの柔軟性の回復を目指します。

遠赤外線治療

深部まで熱を浸透させ、血行を改善しながら筋肉の強張りをやさしく解きほぐす効果が得られる可能性があります。

低周波・高電圧治療
(ハイボルテージ)

強い痛みや深部の炎症を素早く鎮めるのに適しています。

回復を助ける補助ツール(杖・サポーター・足漕ぎペダル)

日常生活での膝への負担を減らし、安全に運動機能を維持するために、当院では以下のツールの活用をお勧めしています。

杖(ステッキ)

外出時に体重を分散させ、膝への衝撃を物理的に軽減します。炎症がある時期の歩行を助ける大切なパートナーとなります。

サポーター

関節の安定性を高めて、ねじれを抑え、膝を正しい位置で支えます。歩行時の不安定感や不安を和らげる効果が期待できます。

足漕ぎペダル

膝への荷重(自重)を避けながら、座ったまま関節を動かすことができます。炎症が落ち着いた後、膝に負担をかけずに関節の柔軟性を維持し、血流を促進するのに役立ちます。

施術回数や期間について

STEP
01

初期(集中ケア期)1ヶ月~2ヶ月程度

痛みが強い場合は週2〜3回を目安とします。炎症の鎮静と、変形の進行を抑えることを優先します。

STEP
02

中期(安定期)

2か月~6か月くらい週1〜2回目安。再発を防ぐための姿勢調整や、膝に負担をかけない動きを定着させます。時間をかけて軟骨を回復する時期です。

STEP
03

維持期(メンテナンス期)

月2〜3回-目安。良い状態を維持し、元気に歩き続けられる体を作ります。

施術時間と料金

[ 初回(検査・カウンセリング込)] 約1時間30分
検査料:2000円 / 施術料:3000円〜8,000円程度

[ 2回目以降 ] 約1時間程度
3,000円〜8,000円程度

整骨院の保険の適応できる場合があります。原因のわかる急性の症状がある場合は整骨院の保険の適応が可能です。慢性的な症状が続き長期の施術の場合は鍼灸の保険に切り替えていただきます。
鍼灸の保険の適応可能 整形外科の同意書、診断書が必要となります。ご自身で準備できない方は整形外科の先生を紹介いたしますので必要な方は相談してください。

送迎対応エリア

【対応エリアについて】 中野市街地・平野高丘地区限定で、外出が困難な方への送迎サービスも行っております。

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