五十肩でお悩みの方へ

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適応疾患

五十肩でお悩みの方へ

このような症状で悩まされていませんか?

「夜、寝ている時に肩がズキズキ痛んで目が覚めてしまう(夜間痛がある)」「腕を前に上げたり横から持ち上げたりする途中で、肩の奥にピキッと痛みが走る」「つり革につかまる、髪を洗う、服を着脱する(バンザイや背中に手を回す)動作がつらい」「腕を持ち上げようとしても途中で引っかかりや強い痛みがあり、それ以上動かせない」「マッサージや湿布で様子を見ても、一向に痛みが引かない・動かせる範囲が変わらない」……。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)は、「放っておけばそのうち治る」と言われることもありますが、適切なケアをせずに放置すると関節が固まり、改善までに1〜2年以上かかるケースも少なくありません。当院では、単に痛む場所を揉むのではなく、お一人おひとりの肩の状態がどのような段階にあるのかを的確に見極め、施術を行っていきます。

なぜ五十肩の症状が悪化し長引くのか?

五十肩の背景には、猫背や巻き肩といった姿勢の崩れが大きく関わっています。背中が丸まり、肩が前に巻き込む姿勢になると、肩関節の通り道が狭くなり、腕を持ち上げる際に骨と筋肉・組織がぶつかり合う「インピンジメント(衝突)」が発生しやすくなります。 この衝突を繰り返すことで強い炎症が引き起こされ、五十肩を発症しやすく、かつ治りにくい状態を作ってしまうのです。
本来、腕を持ち上げるときは上腕骨だけでなく、肩甲骨が連動してスムーズに動く「肩甲上腕リズム」という仕組みが働いており、上腕骨と肩甲骨はおよそ「2:1」の割合で綺麗に協力し合って動きます。

しかし、五十肩や姿勢の崩れがあると、この「肩甲上腕リズム」が崩れて肩甲骨の動きがロックされてしまいます。 結果として、上腕骨だけで無理に腕を持ち上げようとするため、さらにインピンジメント(衝突)が強まり、激痛や可動域の制限が悪化していく悪循環に陥ってしまいます。肩関節は単独で動いているわけではなく、肩甲骨と上腕骨のリズムを整え、肋骨・背骨・肩関節が互いに滑らかに共同して動くこと(運動連鎖)が非常に大切です。

当院では、お身体の状態に合わせて以下のような段階に分けたアプローチを行います。


① 強い炎症や激痛・夜間痛がある場合

肩関節内部の組織(関節包や滑液包)に強い炎症が生じている状態です。少し動かしただけでも激しい痛みが走り、安静にしている時や夜間にもズキズキとした痛みが現れます。痛みを避けるために周囲の筋肉が防衛的に固くなり、痛みが長期化しやすくなります。

② 可動域はあるが、肩を持ち上げる途中で痛む場合

腕を動かせる範囲自体は保たれているものの、肩甲上腕リズムの乱れや姿勢の影響で肩を持ち上げる途中にインピンジメント(衝突)が起こり、肩の奥に引っかかり感や痛みが生じる状態です。肩を支える筋肉(インナーマッスル)のバランス崩れも影響しています。

③ 可動域自体が制限され、それ以上動かすと痛む場合

炎症が落ち着いた後や、庇って動かさない期間が続いたことで、関節を包む袋(関節包)が縮んで固まる「癒着」が起きている状態です。特定の角度まで動かすと強い突っ張り感や痛みが走り、それ以上動かせなくなります。この状態を無理に強引に動かそうとすると、再び余計な緊張や痛みを引き起こしてしまいます。

他覚的検査による現状の可視化

感覚的な判断だけに頼らず、客観的な数値・画像データを用いて現在の状態を分析します。

超音波エコーによる筋腱の観察

肩を支える重要なインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)の状態をリアルタイムで確認します。筋肉や腱の滑走性(滑らかさ)、組織の傷や肥厚、動きに伴う引っかかりの有無を客観的に評価します。

肩関節周囲筋(腱板)の
超音波エコー観察

モアレトポグラフィーによる姿勢分析

背中の等高線画像から、体の傾きやねじれをチェックします。五十肩特有の「肩をすくめるかばい姿勢」や、左右の肩甲骨の位置のズレ、巻き肩や猫背の程度を客観的に確認し、どの部位に物理的な負担が集中しているかを明確にします。

姿勢・肩甲骨アライメントの分析
(モアレトポグラフィー)

サーモグラフィーによる血流分析

肩関節周囲の強い炎症によって「熱を持っている場所」を特定するとともに、痛みの庇いによる血流低下で冷えている部位の分布を可視化します。これにより、首・肩・背中周りの循環状態や炎症度合いを視覚的に把握します。

血流・熱分布の分析
(サーモグラフィー)

回復を支えるステップ

当院では、お身体の状態に合わせて以下のステップで後押しします。

STEP
01

強い炎症と激しい痛みの沈静化(夜間痛・激痛ケア)

炎症が強く出ている時期は無理な運動を避け、湿布やアイシングなどの処置を適切に用いながら深部の炎症を鎮め、まずは夜安心して眠れる状態を目指します。

STEP
02

血流の改善と緊張緩和(循環の促進)

痛みを庇うことで過緊張を起こしている周囲の筋肉の血流を促し、組織へ酸素と栄養を供給します。

STEP
03

肩甲上腕リズムと骨・関節の連動性向上(インピンジメント・制限の解除)

巻き肩や猫背を整え、上腕骨と肩甲骨の理想的な連動性(肩甲上腕リズム)を取り戻します。肩甲骨・肩関節・肋骨・背骨・上腕骨がスムーズに共同して動く環境を構築し、インピンジメントを防止しながら安全に動かせる角度を広げます。

STEP
04

動作パターンの定着と再発予防(機能の安定)

肩だけに負担をかけない連動性のあるスムーズな動作パターンを身体に定着させ、快適な日常の動きを取り戻します。

具体的な施術について

当院では、お身体の状態に合わせてアプローチを選択・併用します。

鍼治療

手では届かない深部の組織(棘上筋・棘下筋などの深層筋や関節包近く)へ直接刺激を与え、強い痛みや夜間痛の緩和、深部の血行促進を図ります。

関節可動域トレーニング・運動療法

崩れた肩甲上腕リズムを再構築し、肩甲骨・肩関節・肋骨・背骨・上腕骨の共同運動を高めます。肩を持ち上げる際の衝突(インピンジメント)を回避する正しい軌道を身体に覚えさせます。

低周波・高電圧治療/遠赤外線治療

電気刺激や温熱により筋肉のポンプ作用を促し、滞った血流の改善と深い緊張の弛緩を促進します。

近赤外線治療(スーパーライザー)

光線エネルギーを身体の深部まで到達させる治療器です。星状神経節照射を含めた交感神経の緊張を和らげることで、強い炎症による激しい痛みや夜間痛を鎮め、首・肩周りの血流改善と関節の拘縮緩和にすぐれた効果を発揮します。

施術回数や期間について

五十肩は「現在の状態(炎症期・動作痛期・拘縮期)」によって進め方が異なるため、お身体の変化に合わせて段階的に通院間隔を空けていくのが理想的です。

STEP
01

初期(痛み・炎症集中ケア期)

まずは「強い痛み・夜間痛の沈静化」や「動作時の衝突(インピンジメント)・負担の軽減」を最優先するため、週に2〜3回程度を目安にお越しください。

STEP
02

中期(可動域改善・安定期)

痛みが落ち着き、肩甲上腕リズムや骨格の連動性を高めながら正しく肩を動かせる範囲を広げる段階に入ったら、週に1〜2回程度に間隔を広げていきます。無理のないセルフエクササイズも並行します。

STEP
03

維持期(メンテナンス期)

日常生活でスムーズに肩が動く状態を定着させ、再発予防のため最終的には月に2〜3回程度のケアへ移行します。

施術時間と料金

[ 初回(検査・カウンセリング込)] 約1時間30分
検査料:1,500円 / 施術料:2,500円〜5,000円程度

[ 2回目以降 ]
2,500円〜5,000円程度

※費用は施術範囲や使用器具、保険適用の有無等によって変わります。詳細については初診時にご説明いたします。

送迎について

五十肩の激しい痛みや夜間痛による寝不足などにより、ご自身での運転が不安な方のための送迎サービスを行っております。
対応エリア:中野市街地、平野・高丘地区のみ

時間帯については予約時に詳細を確認させていただきます。まずは安心してお問い合わせください。

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